AIと一緒に、会社の動画をつくってみた ― たどり着いたのは「並走」でした
ホームページに、RESの雰囲気が伝わる短い動画を置きたい。そう思い立って、AIで動画をつくってみました。完成したのは27秒。でもそこに着くまでが、思った以上に「RESらしい」道のりだったので、記録として残しておきます。
この記事でわかること
- AI動画ツール「Kling」を実際に使った感想(料金・得意なこと・苦手なこと)
- うまくいかなかった具体例と、その直し方
- どんな目的・どんな人にKlingが向いているか
"IT企業っぽい動画" をやめたところから始まった
最初に頭に浮かんだのは、コードがバーッと流れて、都会のオフィスがあって……みたいな、いわゆる「IT企業の動画」でした。でも、つくり始める前に気づいたんです。それ、RESらしさが全部消えるな、と。
RESの強みは、最先端でも都会的でもなくて、「沖縄の小さなお店の隣に座るIT担当」であること。だったら見せるべきは、コードじゃなくて、人と並走している風景だよなと。そこから方向が決まりました。
使ったのは Kling(クリン) という、テキストや画像から動画を生成してくれるAIサービスです。月額制の手頃なプランから始められて、今回の動画もその範囲でつくれました。沖縄の風景の質感がきれいに出るのと、操作がわかりやすいのが選んだ理由です。
ちなみに、本体の映像はすべてこのKlingで5秒ずつ生成し、つなぎ合わせ(編集)やテロップ入れはそのあと別の作業で仕上げています。
AIは、けっこう間違える(笑)
そこからはKlingに少しずつ生成してもらったんですが、これが面白いくらい失敗しました。
相談しているシーンをつくったら、男女が見つめ合う 完全なデート になって「怪しいホスト会社かよ」と1人でツッコんだり。お店の看板を出したら、文字が全部 ニセ文字に化けた り。締めの夕日のカットが、なんだか物悲しくて "失敗" みたいに見えたり。
でも、ひとつずつ直していきました。
- 2人が「向き合う」と恋愛に見えて、「同じ画面を見る」と仕事に見える。だから間にタブレットを置いて、2人でデータを覗き込む形にする。
- 文字はAIが苦手だから、いっそ チャート(グラフ) にする。図形ならAIは得意だし、「分析して並走している」感も出る。
- 夕日は、ただの風景じゃなくて、夕日に向かって ガッツポーズするシルエット にする。
失敗するたびに「じゃあ、どう見せれば伝わるんだろう」を考える。その繰り返しでした。
結局、動画はRESそのものになった
できあがった動画は、こんな流れになりました。
沖縄の風景から始まって、お店に会いに行って、データを見ながら一緒に考えて、予約が増えて、最後に夕日へ向かって歩いていく。
並べてみて気づいたんです。これ、RESが普段やっていることそのまま だな、と。
AIはすごい。けど、"何を伝えたいか" は人間が決めないと、ただ綺麗なだけの映像で終わる。むしろAIと一緒につくる過程で、自分が何を大事にしているのかが、だんだんはっきりしてきました。
何度でも、並走する
最後に、こんな言葉を入れました。
あなたの事業に「IT担当」を。 何度でも、並走する。
RESという社名は「ReSupport」が由来です。Re=何度でも、Support=支える。一度きりじゃなく、何度でも隣で走り続ける、という意味を込めています。
追いかけず、売らず、並走する。それが自分のやり方で、もし動画からそれが少しでも滲んでいたなら、嬉しいです。
困ったときに、隣にいる存在として。これからも。
おまけ:なぜKlingが合っていたか(同じ目的の人へ)
今回つくってみて、「こういう目的ならKlingは向いているな」と感じたところを、正直なところでまとめておきます。これから自分でも、と思う人の参考になれば。
向いていたと感じた理由
- 風景や"雰囲気"がきれいに出る。 沖縄の海・さとうきび・夕日の光が、想像以上に映画っぽく仕上がってくれました。ブランドのムードを伝える動画とすごく相性がいい。
- 専門の編集者がいなくても、ひとりで進められる。 テキストや画像を入れるだけで5秒の映像になるので、手探りでも形になります。
- コストが小さい。 今回は手頃な月額プランの範囲で完成。小さな会社や個人事業の "とりあえず1本" にちょうどいい。
- 顔を出さない「シルエット」表現が得意。 人物を抽象的に見せたいとき、変な崩れが出にくい。
- グラフなどの "図形" はきれいに描ける(文字は苦手だけど、ここは後述)。
逆に、苦手なこと
- 画面の中の 文字や看板は、ほぼ確実に "ニセ文字" に化ける。文字を見せたい動画には向きません。
- 1カットに動作を詰め込むと崩れる。1シーン=1動作で考えるのがコツ。
- 「この人を出したい」「この商品をそのまま映したい」みたいな細かい指定は苦手。あくまで "雰囲気" を任せるツールです。
なので、「お店や事業の"空気感"を、低予算で、ひとりで、短い動画にしたい人」 にはかなりおすすめです。逆に、正確な文字情報や、特定の人・商品をそのまま見せたい人は、実写と組み合わせるのが向いていると思います。
そして一番の学びはこれでした ── AIに全部任せるというより、得意なことを任せて、苦手なことは人間が"設計"でカバーする。その距離感がつかめると、一気に頼れる相棒になります。
…結局ここでも「並走」だったな、と書きながら笑っています。
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